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Q.起業のきっかけはなんですか? |
起業したい!独立したい!という思考は社会人になってすぐに出てきました。美容師見習い、潜水夫、編集者、コピーライター、会社員。いろいろなことをやってきましたね。20歳の時に専門学校を卒業して、30歳には独立していました。
最初はインターネットとかではなく、まったく別の職種で友人と共同でやろうという話があったんです。それに乗っかるというカタチで脱サラしたんですが、その話が頓挫してしまって・・・しかもお金も持っていかれてしまったんです。
それで会社員に戻ったとしても、大して出世しないだろうなぁ・・・と。
時間もあったので何かやってみたいなと思っていたのですが、丁度その頃インターネットが広がり始めた時期で、それならインターネットを利用して何かをやろう!と決意しました。
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Q.なぜアロハシャツの販売をしようと思ったのですか? |
金額的にもワンチャンスしかなかったんです。150万円くらいしかなかったな。
ワンチャンスなら好きなことやって、駄目なら駄目でいいや!ということで、自分が一番好きなものを販売しようと思ったんです。それがアロハシャツですね。
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Q.アロハシャツのどんなところが好きなのですか? |
なんかいい!(笑)
なんとなく自由な感じがする。すごく開放的な部分もあるし、気持ちを和やかにしてくれる。でも柄によっては攻撃的にもなる。襟があるシャツとしては一番表現力があるんじゃないかな。
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Q.経営に関しての知識はありましたか? |
経営に関しては経営の本を読むよりも、そんなもん経営者を見てた方が早いじゃないですか。いろんな会社も見てきたし、周りで会社をやっている人もいました。
丁度この仕事を始める前は「観賞魚」の卸問屋の営業をやっていて、毎日何店舗かずつまわって販売状況を見ていくんです。そうすると、特に小さいお店の経営者層って分かるじゃないですか。その辺から少しずつ吸収していきました。
今でも経営の本は読んでいないですよ。購読しているのは「釣りキチ三平」「月間サーフィンライフ」とかかな(笑)
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Q.お客様とのやり取りはどのようにしているのですか? |
お客様にインターネットで見ていただいて、 注文をしていただく。その注文メールを見て商品を揃え、梱包して準備した段階でもう一度お客様にメールをする。郵送して着払いで代金をいただいて取引完了です。
お客様は男性:女性が8:2くらいですね。
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Q.成功のポイントはなんですか? |
素早い対応・丁寧な対応です。
あとはネットを利用し始めた時期が早かったこと。アロハシャツを本当にメインとしているところは他になかったんです。そういった意味ではバカみたいに強いでしょ。
インターネットで失敗する人の中には、受注発注にすればいいと思っている人がいるのですが、ほとんどの商品に対する買い手側の反応は「注文したらすぐに欲しい」です。これ日本人の基本ですよ。
それに対応するには、持つしかない。だから在庫は常に用意してある状態にしておきます。
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最後に、これから起業する方へのアドバイスをお願いします。 |
これからインターネットでお店を始めようと思っている人は、今までネットショップの基礎を築いてきた人たちの努力を無駄にしないでほしいです。
違法なことなどせず、今までの信頼を崩すようなことはしないように頑張っていって欲しいですね。
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